フェムテック・フェムケアとは?注目の理由と背景|Hogaraアイテムの紹介も!

フェムテック・フェムケアとは?注目の理由と背景|Hogaraアイテムの紹介も!
[HogaLaboスタッフ]
10 November, 2023
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フェムテックとは、女性特有の健康課題を、テクノロジーで解決する製品やサービスのことです。
とはいえ「フェムテック・フェムケアってなに?」「フェムテックで社会はどう変わるの?」
といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

この記事では、フェムテック・フェムケアとはなにか、注目される理由と背景を解説します。
また、フェムテック・フェムケアブランド「Hogara」の特徴やアイテムもご紹介するので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
 

そもそも、フェムテック・フェムケアとは

フェムテック(Femtech)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)の2つの言葉をかけ合わせた造語です。
女性のライフステージにおける「月経」「妊活」「妊娠・産後」「更年期」など、
さまざまな健康課題をテクノロジーで解決する製品・サービスを指します。
 
例えば、女性の健康管理アプリ「ルナルナ」はフェムテックの1つです。
一方、テクノロジーに依存しない製品やサービスを「フェムケア」と呼びます。
日本では、経済産業省が2021年度から補助事業を開始したり、大手企業が市場に参入したりと、
今後もフェムテック市場の高まりが注目されています。
 

フェムテック・フェムケアが注目される理由とその背景

フェムテック・フェムケアが注目されるようになってきた理由として、少子高齢化による労働人口の減少が挙げられます。
さらに、これまでの社会では、生理痛やPMS(月経前症候群)、育児、介護などにより、
女性が十分に活躍できていない現状がありました。
 
そこで、2015年8月「女性活躍推進法」が国会で成立され、女性の社会進出や活躍を推進する動きが高まりを見せています。
また、SDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」という、ジェンダーによる差別・不平等をなくそうとする意識の向上も相まって、多様なライフスタイルに対応するテクノロジーやツールが求められるようになりました。
 
こうした社会的な背景を受け、フェムテック・フェムケアへの注目が高まっています。
 

具体的なフェムテック事例とその効果

具体的なフェムテック事例として、上記のようなものが挙げられます。
 
情報化社会の今日、具体的なフェムテック事例として、スマートフォンを活用したツールが複数リリースされています。
医師監修のもと開発された、妊娠期に特化した体調管理アプリや更年期ヘルスケアアプリにおいては、体重や対応、
ライフスタイルなど個々の特性に合わせた情報も提供してもらえるので、何かと重宝するでしょう。
 
他にも働く女性のさまざまな心と体の悩みについてみんなで話して考えるオンラインコミュニティサービスもあります。
ユーザーからの投稿や交流によって、孤立感の緩和、ウェルビーイングの向上を目指したサービスを行っていますので、
これからフェムテック・フェムケアに取り組みたい方はチェックしてみてくださいね。
 

働く女性のQOLが向上!「フェムテック」により社会が変わる

ここでは、フェムテックを通じて女性の働き方や暮らし方がどのように変化し、
ウェルビーイングの実現につながるのか、以下の視点から見ていきましょう。

▼SDGs視点で考えるフェムテック
フェムテックは、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」に深く関わっています。
具体的な目標は、女性差別の撤廃や暴力の排除、政治経済、あらゆるレベルの意思決定における
女性の参画など、女性が活躍できる社会の実現に向けたものです。
 
とはいえ、「Global Gender Gap Report 2023」によると、日本のジェンダーギャップ指数は、146カ国中125位と、
先進国の中でも低い順位でした。ちなみにジェンダーギャップ指数とは、
世界経済フォーラムが経済・教育・保健・政治の4分野ごとにウェイトをつけた指標のことです。

この指数のうち、日本は「教育」「健康」の値は世界トップクラスにあるものの
「政治参画」「経済参画」の値が低くなっています。
フェムテックの普及により、これまでの女性特有の課題が解決され、
女性の社会進出やジェンダー平等の促進が期待できるでしょう。
参考:ジェンダー・ギャップ指数(GGI)2023年|男女共同参画局
 

▼企業(女性の働き方)とフェムテック
少子高齢化による労働人口減少が見込まれる日本では、女性活躍推進法の策定に加え、
健康経営や健康投資への取り組みも推進されています。
健康経営とは、従業員などの健康管理や増進の取り組みを「投資」と捉え、戦略的に実践することです。
 
経済産業省の報告によると、女性特有の月経随伴症状などによる労働損失は4,911億円と試算されています。
健康経営やフェムテックを通じ、女性が働きやすい職場環境の整備を推進することが、
結果的に生産性や企業の業績アップにつながるでしょう。
参考:健康経営による女性の健康課題への対応|経済産業省
 

▼ダイバーシティ(多様性)とフェムテック
多様な人材を活かし、能力を最大限発揮できる機会を提供し、価値創造につなげるダイバーシティ経営は、
生産性向上、人手不足の解消などの効果が期待されます。
「多様な人材」とは、性別、年齢、人種や国籍、価値観などの多様性だけではなく、
キャリア・経験・働き方などの多様性も含まれます。
 
女性をはじめとする多様な人材が活躍するダイバーシティ社会の実現のためには、
フェムテックを通じた女性の健康課題解決が欠かせません。
フェムテックの推進によって、女性の働き方の多様化とライフスタイルの両立をかなえることが期待されます。
 

▼今後フェムテック市場や女性社会はどうなる?
経済産業省の報告によると、2022年度フェムテック補助事業サービス利用前後の利用者の変化として、
「働く女性のウェルビーイング向上やキャリア形成に良い影響を与えている可能性がある」という測定結果が出ています。
 
近年、日本でも、生理カップやフェムゾーン専用のケア商品、ピルのオンライン処方
といったサービスが徐々に登場するようになりました。
今後、フェムテックの普及によって、女性が直面する健康課題に対する周囲の理解がさらに高まると考えられます。
また、女性ならではのライフイベントに伴い、多様な働き方を認める組織風土の構築も期待できます。

性別に関係なく、全ての人々が生き生きと能力を発揮できる社会の実現につながるでしょう。

 

働く女性たちが生み出したフェムテック・フェムケアブランド「Hogara」

「Hogara(ホガラ)」は、快適なライフスタイルの提案を進める豊島株式会社で働く女性たちが生み出した
フェムテック・フェムケアブランドです。「私たちが今ほしいものを自分たちでつくろう」という一言をきっかけに、
2021年からスタートしました。

企画段階から素材の開発・製作所の選定・デザインやパッケージまで、
さまざまな分野で活躍する女性たちがコーディネートしたアイテムがそろっています。
女性たちが朗らかな毎日を過ごせることを目指し、Hogaraでは現在、以下のアイテムを扱っています。
 
●吸水ショーツ「#おまもりショーツ™」

「"Hogara"を選ぶ人たちが、晴れ晴れとした明るい気持ちになって日々を送ってほしい」
そんな気持ちを込めて作られたのが、こだわりの吸水型ショーツ「#おまもりショーツ™」です。
ブランド名にもなっている「朗らかな」お花にちなんだカラーから、お気に入りの1枚を選べ、
ショーツがお守り型のポーチに入っています。そろそろきそうなタイミングでのお出かけの際の不安や突然の漏れなど、
サニタリーのよくある不安を軽減し心の安心を保てる、おまもりのような存在になることを願って作られました。
 

●キャミソール・ナイトブラ
キャミソール・ナイトブラは、柔らかく肌触りのよいオーガニックコットンを使用しています。
キャミソールのカラー展開は、サクラ、アカカブ、ネモフィラ、ラナンキュラスなど、元気をもらえるビタミンカラー。
吸水ショーツとセットで着用可能です。
 
ナイトブラには「セルフレイム®」と呼ばれる特殊素材を使用しています。
装着すると背中や肩部分に遠赤外線効果があり、自分の体温に近い「心地よいぬくもり」を感じられるでしょう。
秋冬の寒い時期に着用すると体も冷えず、気温が低い朝晩も快適に過ごせます。
 
 
●着圧ソックス
吸水ショーツ同様、安全性と機能性の高い加工を施した、オーガニックコットン素材の着圧ソックスです。
かかとから膝上まで、心地よい圧力によって脚全体を優しく包むので、仕事や家事などで疲れた脚全体の血流を良くし、
むくみからも解放されるでしょう。つま先が解放されている作りとなっているため、ムレや圧迫感の心配もなく、はき心地も快適です。
 
 
●サニタリーキッド
Hogaraでは、7つの天然由来保湿成分配合のサニタリーミストも取り扱っています。
グレープフルーツ種子エキス、カミツレ花エキス、トウキンセンカ花エキス、フユボダイジュ花エキスの4種を配合。
外出先や仕事先などでショーツの履き替えができないときでも、ふんわり優しいコットンリリーの香りを放つ
サニタリーミスト1本あれば、デリケートゾーンのムレのストレスから解放されるでしょう。
 
 

商品開発以外にも、さまざまな企業との連携によりフェムテックの認知拡大に尽力

「HAPPY WOMAN AWARD 2022 for SDGs 」を受賞したHogaraは、快適なライフスタイルの提案を目指し、
さまざまな企業や団体、人々と連携しながら女性の悩みに寄り添う商品開発をすすめています。
 
商品開発の取り組みの1つとして、2022年11月に愛知県名古屋市の金城学院大学の学生と産学連携プロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、フェムテックや女性を取り巻く環境の講義・意識調査を実施するだけでなく、
講義で得た知識や情報を活かし、学生たちの「今ほしいもの」を反映した商品を制作しました。
 
また、女子スポーツチーム「アランマーレ」とのプロジェクトでは、2022年10月に女性従業員に
Hogaraの吸水ショーツのモニター企画を実施し、将来的に福利厚生として導入を目指しています。
 
「こんなアイテムがほしい」「一緒にこんなことをしてみたい」など、
ご要望がありましたら気軽にHogaraの窓口までお問い合わせください。