【日本旅行×豊島岡女子学園】不安な日のおまもりに。学校生活でも広がる新しい選択肢。

20 March, 2023
最近「フェムテック」という言葉を日常の中で目に、耳にする方も多いのではないかと思います。「フェムテック」は女性のライフステージにおける様々な課題を解決できる製品やサービスのことを差しています。
Hogaraが提案する「#おまもりショーツ」もフェムテックの1つとして、サニタリー期間を不安に過ごす人の新しい選択肢になることを目指しています。
今回のコラムでは、Hogaraと株式会社日本旅行が学校現場で「#おまもりショーツ」がどのような役割を果たせるのかを学生の方々に実際に聞いてみました。協力してくれたのは豊島岡女子学園で女性や子供の労働環境改善について活動するワーキンググループ、(写真左から)小川愛加さん、堤久瑠実さん、高橋香穂さん、原田歌鈴さんです。
まず、サニタリー期間中に学校生活で困っていることについて中学生から高校生までの312名に聞いてみました。
結果として、漏れを心配している方が1番多く、2番目に多かったのは予測ができないこと、そして3番目に多かったのは症状の重さについてでした。
次に、学校行事の中でも多くの生徒が楽しみにしているであろう「修学旅行」などの、宿泊行事でのサニタリーに関する困りごとについて聞いてみました。

多くの女子学生達が、サニタリー期間が被ったり突然きてしまうことに関する心配、汚れの心配、またサニタリー用品が足りるかやトイレに行けるタイミングが難しいなど、宿泊行事ならではの様々な困りごとがあることがわかりました。
また、同性だから、普段から話しているから、と気にせず話す人もいれば、言い出しにくい人もいたり、集団行動の修学旅行中は、サニタリー用品が捨てづらい、座席や布団を汚さないか不安、汚れたショーツは洗わずに持ち帰るという学生が多数いることも判明しました。
Q1、Q2から得られた回答を通して多くの学生達が困っていることの共通のキーワードとして、
・量の多さや漏れ
・突然きてしまうことに関する不安
がありました。また、宿泊行事ならではの困りごととして、サニタリー用品の不足やトイレに行けるタイミングについて困っている方が多いことなどが見えてきました。
この困りごとを解決するために、Hogaraの「#おまもりショーツ」が役に立てる部分が大きいのではと考えて、豊島岡女子ワーキンググループのメンバーのみなさんに「#おまもりショーツ」を使っていただいた上での感想や気が付いた事などを聞いてみました。
●くるみさん
Hogaraの「#おまもりショーツ」の存在を初めて知り、実際に使ってみたところ、履くだけで気持ちのゆとりが全然違う、と実感しました。周りで不安を抱える人にも、新しい選択肢として教えてあげようと思いました。
●かほさん
いつサニタリー期間がくるのか分からないので悩ましい日々を過ごしていました。今回アンケートを実施したことで、自分以外にもいつくるか分からずドキドキしながら鞄にショーツを潜めたりして過ごしている学生がいることを再認識する機会になり、そういった人に配慮しようと意識できるようになりました。
●あいかさん
Hogaraの「#おまもりショーツ」を使ってみたことがきっかけで、父と初めてサニタリーについて話しました。一緒に暮らしていても、期間中の辛さまでは共有していなかったのですが、会話するステップを踏んだことで話すことができました。
●かりんさん
若い世代の人たちに、「#おまもりショーツ」を含む新しい選択肢が広がっていくためには、パッケージやイラストを高校生から募集し、自分の案がデザインされたら紹介したくなるし注目するのではないか、というアイディアが生まれてきました。
【サニタリー期間について学生の方々のアンケート結果と声を聞いて】
ワーキンググループのみなさんの声から、Hogaraの「#おまもりショーツ」という新しい選択肢を知ってもらうことは日々を不安に過ごす学生にとってお守りの役目を果たすことができる、ということを知ることができました。
また使用してみたことをきっかけに、普段触れることのなかった話題に対してのコミュニケーションが生まれたり、自分以外の誰かに思いを馳せるきっかけにも繋がるのだということを発見することもできました。
今回のアンケートにより、学生ならではの「宿泊行事などの集団生活では自由がきかずサニタリー期間が不安」という課題も見えてきた中で、制限の中でも快適に過ごすためには本人の特徴に合ったアイテムを選ぶことや、お互いが心境を理解し合い、いざという時には手を差し伸べあえる環境を整えていくことが大切になるということもわかりました。
このような背景もふまえて、Hogaraと株式会社日本旅行は2023年4月からウェルビーイングに関する学校向け教材プランの販売を開始します。プランの内容としては、社会背景から課題解決の方法を考える探究ワークシートを予定しています。
これからもHogaraは、ひとりひとりの「ほがらかなあした」の実現のために、皆さまとの取り組みを通してたくさんのヒントを見つけていくことを目指していきます。